山茶花は散る

朝清め 今せし庭に山茶花(さざんか)の
いささか散れる 人の心や

伊藤左千夫

訳)今しがた朝の庭掃除をしたばかりなのに、ふと見るともう山茶花の花が少しばかり散り落ちている。まるで移り変わる人の心のようだ。

山茶花がいつかは全て散ってしまうように、人は良くも悪くも変わって、いつかは消えていきます。
変わらないと思いたかったり、変わらないと信じているのもまた、人の心なのですが。

SHARE
  • URLをコピーしました!
目次