歳時記– category –
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歳時記
歴史を紐解いていくと
1855年2月7日、日露和親条約により北方領土が日本国として定められたことを記念し、2月7日は北方領土の日と制定されています。 日本とロシアが本格的に向き合ったのは、明治37年から38年に勃発した日露戦争です。日露戦争の発端は、ロシアが満州を占拠した... -
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百の花のさきがけて
小原古邨 – 梅に鴬 梅の花は、厳しい冬を耐え抜いていち早く花を咲かせることから「百花のさきがけ」とも呼ばれています。梅は和歌の題材として大変愛されている花の一つ。万葉集の「梅花の歌三十二首」では、宴に参加した31人が詠んだ梅の花の和歌が収録... -
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立春
上村松園/春の旅 2月4日は二十四節気の「立春」。今日から暦の上では春となります。まだ気温は低く冬景色の様相ですが、風はほんの少し緩んで春の気配があちこちで感じられます。各地で梅の花がほころび出すのもこの頃です。 ひさかたの天香山この夕べ霞た... -
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こいつあ春から縁起がいいねえ〜
2月3日、今日は節分です。明日は立春となるので、節分はその前日。今は(特に都会に住んでいると)自然の移り変わりが分かりにくく、「明日は春が立つ」と言われてもピンとこないところが少なからずあります。けれども自然と共に暮らしていた昔の人は、い... -
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春のとなり
2月に入り、まだまだ寒い日が続きますが、ほんの少しの日差しや風の動きの中に、今までとは違う「兆し」が見られるようになりました。 「春近し」。この言葉には、気候現象として春が近づいているという意味もありますが、春が待ち遠しいと思う人の心も含... -
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赤い椿 白い椿
2月1日は、俳人・河東碧梧桐(かわひがしへきごとう)の忌日です。碧梧桐は正岡子規の弟子であり、虚子と並称された俳壇の実力者。明治から昭和初期にかけて活躍しました。当時、新たに生み出された五七五にとらわれない自由律俳句の先駆者の一人でもあり... -
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TAKIBI
歌川広重/濱松 冬枯ノ図 YouTubeでは焚き火動画の再生回数が伸び、都会では焚き火ができる場所が人気となり、焚き火グッズの売れ行きも好調。数十年前まではどこでも誰でも普通にできた焚き火が、今や貴重なアウトドアイベント「TAKIBI」となっています。 ... -
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冬萌に見る春の兆し
晩冬の頃、ふと暖かい陽だまりの中に、雪や枯れ草に混じっていち早く新芽を見つけることがあります。まだまだ寒さ厳しい中にあって、まもなくやってくる春をわずかながらに感じさせる、この小さな芽吹きのことを「冬萌」といいます。 冬萌えのおちばすきま... -
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ホロコースト犠牲者を想起する国際デー
1月27日は、ドイツのアウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所が開放されたことを記念したホロコースト犠牲者を想起する国際デーです。 ユダヤ人強制収容所から想起されるのは、現在のウイグル人人権問題です。 この問題は数年前から問題視されていたものの... -
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枯野の鷹
小原古邨/大鷹と温め鳥 鷹は冬の季語とされています。古くから冬と春に鷹狩りが行われていたからか、一部の鷹は渡り鳥として冬に日本へやってくるからなのか、昔の人が感じてきた色々なイメージから「冬の鳥」として定着しています。 眼光鋭く堂々たる佇ま...