オリオンとネギ– category –
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七郎兵衛ショウガ / その1
「どのようなことも7世代先のことを考えて決めなければならない。」 これはアメリカ先住民族の言葉です。彼らが1世代を何年として考えていたのかは分かりませんが、仮に1世代30年で考えると、7世代先は210年先、それぐらい先の人たちのことを考えて物事を... -
春のジャガイモ / その2
ばんごんじんじいのじゃがいも畑 昔、ジャガイモはヨーロッパで「悪魔の植物」と呼ばれていました。 ジャガイモの故郷は、南アメリカ大陸のアンデス高地(中央アンデス、現在のペルーからボリビアを走る山岳地帯)だと言われています。1532年にインカ帝国... -
春のジャガイモ / その1
「春のジャガイモは、おたいっさんの日に植えろ」と地元では言われています。 「おたいっさん」とは、聖徳太子にゆかりのある近くのお寺で、命日(2月22日)に行われる例祭のことで「お太子さん」の名前で親しまれています。 2月22日が近づくと、近所の畑... -
はじめに
「ワティ・ニンタカ(トカゲ男)が寝転んで体をこすりつけたので、この湖ができました。」 オーストラリアの先住民族にはこのような天地創造の物語が伝わっています。「ドリーミング・ストーリー」と英訳されるこれらの物語は、単なる「神話」ではありませ... -
オリオンとネギ
農家が紡ぐ 種と野菜の物語 著者:神﨑一馬 兵庫県姫路市香寺町で伝統野菜を栽培する農家。平家大根、市川ナス、香寺青大豆など、各地域に古くから伝えられる珍しい野菜を育て、その種と物語を継承している。どこかで誰かが繋いでくれたからこそ、今目の前...
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