連載– category –
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レシピ
夏バテした体にもご飯が進む!酒も進む!海と山の傑作「万願寺唐辛子とちりめんの一品」
万願寺唐辛子は京都府舞鶴市発祥の京野菜です。唐辛子と名前が付けられていますが辛味はなく、柔らかくて甘みがあり食べやすい野菜です。唐辛子の王様と呼ばれているこの野菜の旬は夏。だんだん暑さが厳しくなってきますが、暑さに負けない!夏バテした体... -
歳時記
蚊帳
蚊帳(かや)は夏の夜、虫を避けながら涼をとるために、建具を取り外して開放した室内に吊るす帳(とばり)のことです。蚊帳が日本で初めて登場するのは、日本最古の地誌「播磨国風土記」です。播磨(兵庫県南西部)を代表する山・雪彦山の麓に応神天皇(... -
歳時記
麦藁章魚
タコは春から秋にかけて獲れますが、一番おいしいのは夏。最も美味しいといわれているこの時期のタコは「麦藁章魚(むぎわらだこ)」と呼ばれてきました。麦の収穫時期に近いため、このような名前がついたようです。 関西では「麦藁章魚に祭鱧」という言葉... -
歳時記
夏の鶯
鶯(うぐいす)は夏になると、人里から離れて山林で巣を作り繁殖します。夏の鶯は春にも増して、山に響けとばかりに甲高い声で「ホー!ホケキョケキョ!!!」と声を上げます。 淡路島には別荘がたくさんあります。都会から羽を伸ばしに来た人たちがこの時... -
歳時記
あつき血汐にふれも見で
VR(仮想現実)やAR(拡張現実)といった、コンピュータによって作り出された仮装の空間が今、あらゆる産業に浸透してきています。 教育や医療、スポーツ、娯楽、広告など、様々な業界で既に大活躍。巣ごもり需要もあいまって、これから益々成長拡大が見込... -
酒好き達の酒器づくり
東京(後編)
餃子事件の5分後、3人は渋谷の裏道を通って寿司の名店「くろ﨑」に到着した。丸に木瓜の紋がついた暖簾をくぐって店内へと入る。中はスッキリとして無駄な装飾がなく、天然氷を入れているという木製扉の冷蔵庫が静かな存在感を放っている。先ずは店主の黒... -
歳時記
太郎や次郎が雨を呼ぶ
梅雨の晴れ間の青空に、むくむくとそそり立つ大きな雲を見かけるようになりました。入道雲です。発達した積乱雲で、雨をもたらします。周りが山に囲まれた日差しが激しい盆地でよく見られ、一定の場所に現れるのが特徴です。 山に囲まれた日差しの激しい盆... -
歳時記
麦湯の店は不要か不急か
日本の暑い夏に欠かせない麦茶。さっぱりすっきりした喉越しが、蒸し暑さを爽快に吹き飛ばしてくれます。 麦茶が一般に普及し出したのは江戸時代中後期から。夏の夕方になると麦湯(当時の麦茶の名前)を売る茶屋がオープンし、庶民は麦湯を飲みながら夏の... -
歳時記
人気キャラとネーミングの法則
白くて冷たく、口に入れるとするっと喉を通り抜けていく。冷奴(ひややっこ)が美味しい季節になりました。 ところで冷奴の「冷」はわかるのですが、「奴(やっこ)」はいったいどういう了見で豆腐の名前についているのでしょうか。 奴は江戸時代の武家の... -
歳時記
走って送って
雨が多い日本では、雨に関する言葉もたくさんあります。五月雨、前梅雨、空梅雨、旱梅雨、ついり、青梅雨、戻り梅雨、などなど「梅雨」だけでも色々な言い回しが見られます。 「走り梅雨」は本格的な梅雨に入る前の雨のこと。「走り」は季節を先駆けてやっ...