連載– category –
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五色浜の四季
五色浜の四季
淡路島の西海岸五色浜の漁師の一年を追う(協力:大橋水産 / 取材:PR,JAPAN) 兵庫県の瀬戸内海に浮かぶ淡路島、その西海岸に「五色浜」と呼ばれる浜がある。五色は瀬戸内海に面しており、様々な魚介類が豊富に獲れる漁師町である。そこで暮らす漁師達は... -
酒好き達の酒器づくり
且緩々(しゃかんかん)
https://youtu.be/wuvx_yazHso 且緩々・登場人物紹介 兵庫県姫路市は、世界遺産姫路城を中心に近代的なビルが建ち並ぶ商工業都市である。街の中心である姫路駅から車で北へ走ると、背の高い建物はだんだんと少なくなり、30分ほど行くと町の堺で景色は一... -
歳時記
藤布(ふじふ)
藤布(ふじふ)とは藤の蔓を細く剥いで糸を作り織り上げた布のこと。ざっくりとした素材で通気性の良さから、昔は夏衣の一つとして日常に使われていました。明治時代を迎え木綿の大量生産が可能になると同時に、藤布は衰退します。今では夏帯などで僅かに... -
歳時記
〈立夏〉新緑と白のコントラスト
【】 二十四節気の一つ、現在の暦で5月5日頃〜5月20日頃にあたり、暦の上ではこの日から夏が始まります。陰暦4月(現在の5月)を卯月というのは、この季節に卯の花が咲くから。若葉の緑に白い花のコントラストはいかにも初夏らしく、開放的で爽やかな空気... -
歳時記
粽・笹巻(ちまき)
もち米や粳の粉、葛粉などを水で練って、笹の葉や茅の葉などで巻き、蒸したり茹でたりしたもの。5月5日の端午の節句に男の子のお祝いとして食べる伝統食です。 ちまきは中の「だんご」もさることながら、熊笹や茅の葉、竹の皮、いぐさなど、包む葉や巻き方... -
歳時記
藤
蔓性の落葉灌木で、十数メートルの高さに登るものもあります。紫色をした花序の枝垂れる様は、花咲き誇る華やかな春の終わりを締めくくるにふさわしい、晩春を象徴する花です。 優艶なその花姿に対して、幸田露伴は「これの秋咲くものならぬこそ幸なれ」と... -
歳時記
蛙のめかり時
つとめすと寝もせで夜を明かす身にめかる蛙の心なきこそ 藤原光俊 「蛙(かわづ)のめかり時」とは晩春の眠気をもよおすような季節のこと。カエルが人の目を借りる(目借り)から人は眠くなるのだといわれていますが、別の説では「妻(め)狩り時... -
歳時記
八十八夜
立春から数えて八十八日目にあたる日。農家にとっては昔から大切な日であり、この日から本格的に農作業が始まる節目の日とされています。 「八十八夜の別れ霜」という言葉がありますが、この頃を境に霜が降りなくなり、天候が安定していきます。霜は春夏の... -
酒好き達の酒器づくり
プロローグ
男は落ち着かない様子であちらこちらに目を泳がせていた。年の頃は三十代後半、がっちりとした体躯で、日に焼けた黒い顔は粗野ながら愛嬌も感じられる。男の目の前には茶碗や酒器、壺など数々の陶芸作品が並んでいる。兵庫県姫路市の姫路駅前にある山陽... -
歳時記
八重の山吹
七重八重 花は咲けども山吹の みのひとつだになきぞあやしき兼明親王(914-987年)山吹は七重八重と花は咲くが、実が一つも無い。その山吹と同じように我が家にも蓑一つさえないのです。 雨の降る日、太田道灌が蓑を借りたいと言ってたずねたら、山吹とこの...