米農家 / 飯塚祐樹

米農家
飯塚祐樹
ファームハウス 代表 / 兵庫県姫路市夢前町

お米は毎日当たり前のように食べるもの。だからこそ「旨い」にこだわって作る。

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飯塚祐樹

兵庫県姫路市夢前町の稲作農家、ファームハウス代表。24歳の時に怪我で1年間入院生活をしたことから健康の大切さを実感し、その体験から稲作農家を志すことに。農業法人で8年の研修の後、2013年4月に就農。“ひと粒から始まるチカラ、出会い”をコンセプトに安心で安全はもちろんのこと、とにかく「おいしい米を作る」ことにこだわり米作りを実施している。米作り以外にも企業、団体、飲食店とコラボレーションした様々な「食」に関する活動を行う。

「ヒノヒカリ」のこだわり

今や無農薬、有機肥料栽培の米はスーパー等でも見られるようになったが、「安心」と「美味しい」は別物。米農家の飯塚氏が作る米はそのどちらも兼ね備えた秀逸品といえる。米と言えばコシヒカリが一番、という意見も多い中、「一番旨い品種はその土地に合ったもの。夢前町はヒノヒカリが一番相性がいいと思う」と言う飯塚氏。毎日の気候の変化などによって様々な表情を見せる「稲の顔色」を読み取って手塩にかけて育てるからこそ生まれる力強い味わい。「美味しかった、ありがとう」その言葉を励みに彼は今日も米と向き合っている。

播磨日本酒プロジェクト

兵庫県姫路市夢前町は古来より米作りが盛んで、この辺り一帯「播磨」地域は日本酒造りの最古の文献が残る、日本酒発祥の地と言われている。2015年春、飯塚氏が同じ夢前町の壺坂酒造に呼びかけ、日本酒好きの仲間が集まり、酒米の田植えから一年かけて酒造りを行う取り組みが始まった。
昔も今も変わらぬ播磨の良きものが時を超えて巡りあい、造り、味わう…… 酒米作り、酒の仕込み、全てを播磨の夢前町で行う、それが播磨日本酒プロジェクトである。日本酒発祥の地で、日本酒のルーツをたどる播磨ならではの「本物の酒造り」を毎年実施している。
また「お酒を愉しむには酒器にもこだわりたい」との思いから、丹波焼の陶芸家・今西公彦氏の協力の元、米を作った田んぼの土と稲藁の釉薬を材料にした酒器作りも実施した。

地域を守り育てる活動

兵庫県姫路市夢前町の地域活性化プロジェクト「夢前ゆめ街道づくり実行委員会」において、事業部長として「食と農」に関する様々なイベント企画を実施。地元の活性化に貢献している。

FARM HOUSE
〒671-2113 兵庫県姫路市夢前町古知之庄1063-7
E-mail : iizuka@farm-house.jp

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