体感して体感する、素人達の米作り

目次

素人達の米作りとは

毎日食べるお米、どうやってできるか知ってますか? 春に田植えをして秋に収穫する。では、実際に田んぼと苗があったら誰でもお米を作れるでしょうか。そもそも苗はどうやって作るのか、水はどうする? 田植えが終わったら収穫まで放っておくのか? わからないことだらけです。では、プロの稲作農家に作り方の手順だけ教えてもらって、それを元に稲作の素人ばかりで米を作ったらどうなるか!?

スーパーやコンビニに行けばある程度何でも食物が買える現代は「食」の価値があいまいになってきています。お金を出せば何でも簡単に手に入る便利な反面、何か大事な感覚が鈍っているような気がします。

当たり前にあると思っている物事は簡単にできたものではなく、全て誰かや何かのお陰で成り立っています。一つひとつに手をかけ、自然を感じながら作り上げたものに触れると、そのものに対する見方や感じ方が確実に変わります。その事実を一番身近な「お米」で体験しようという企画が「素人達の米作り」です。

兵庫県のプロ稲作農家・飯塚氏に作り方の手順を教わり、稲作素人ばかりで1年を通して米作りを行います。美味しくできるか、どれだけ収穫できるかわかりません。そんな少し変わった米作り体験に、ご家族ご友人で、お一人でも参加してみませんか?

素人だけで米作りを始めたきっかけ

主催:PR,JAPAN 代表 原田加奈子

2歳の頃から目覚めると炊飯器を確認しに行くのが日課だった。ご飯が炊けていないと大泣きをしたため、母は私が目を覚ますタイミングを見計らって炊飯をしていたらしい。


そんなお米好きな私は、稲作農家との仕事を通して益々お米について詳しくなっていった。他人から「米について詳しい人」と認識されている事に気づき、違和感を覚えた。

私は米の作り方を知らない。

勿論、大まかな流れや年間スケジュール等は知っている。しかしいざ自分で作るとなると、その土地の気候や習慣、一枚一枚の田んぼの特長に合わせて肥料を考え品種を選び……。到底作れそうにない。

日本人の主食である米だが、本当に米の事を知っている人はどのくらいいるのであろうか。もし自分の食物は自分で作らないと生きていけないような世界になったら、私達は生きていけるのだろうか。

24時間開いているお店があり、携帯電話一つで買い物ができ、家にいても温かい食事を運んでくれる事が当たり前になった世の中で、一口一口に感動できているだろうか……。
他人事ではなく、自分事として物事を捉える事ができたら、日々の些細な事にも喜びを見つけられるのではないだろうか。そして、自分以外の人や物に感謝し、もっと豊かな日々を過ごせるのではないだろうか。

苦労を知れば見方も感じ方も変わるはず!

忙しさに負けず、一歩踏み込んでみようと思った。大人になるとなるべくリスクを背負わないように生きるものなのかもしれないが「無謀だ! 何を考えているんだ!出来るはずがない!」と言われる覚悟で、2021年、本企画を米農家の飯塚氏に持ちかけたことから始まった。

田起こしから始まり、紆余曲折ありながらも、なんとか収穫までたどり着くことができた。1年かけた米作りで、収穫したモノは米だけではなかった。米作りに参加したメンバー達の「変化」が何よりの収穫だった。


2022年は、昨年米作りに参加した木原リフォームさんが指揮をとって行う。


「素人達の米作り」は、“感じる力”をより一層高め、また思い起こすきっかけにすぎない。
本企画が、これまでの日常とは違う目線で物事を見つめるきっかけになれば幸いである。

体験して、体感することで、変わること。

「素人達の米作り」は、単なる米作りイベントではありません。1年間米作りを通して、人の営みを仲間と体験し、体感することで、 当たり前のように見ていたモノの見方が変わり、考え方も視野も広がります。

現代はお金で何でもモノが手に入る反面、色々な問題が生まれています。それらは新型コロナをきっかけに益々浮き彫りとなり、戦争や食料、資源不足など不安を煽る要素は拡大しています。これらの問題は、社会を動かす代表や一部の人々が起こしているのでしょうか? 根本的な原因は、誰かや何かのせいにして自分自身と向き合えない、私たち一人一人のモノの見方や考え方にあります。

モノの見方が変わると、自分自身を取り巻く世界は確実に変わります。米作りを通して、一人一人が自分で考え、物事の本質を見極め、生きる力を身につけていくこと。それが、本企画の目的です。

1年間の楽しみ方

田んぼがある広島県安芸太田町では季節ごとに色々な楽しみがあります

1〜3月

とんど
たらの芽・筍取り

4〜5月

山菜取り
お茶摘み

6〜8月

ブルーベリー狩り
ホタル

9〜10月

山登り
籾すり
雪遊び

※いちご狩り、ブルーべりー狩り、山登りなど町外でのイベントは別途費用が必要となります

概要・参加申込方法

2022年は「田んぼ」と「バケツ」で米作りをします。お好きな方にご参加ください。

素人だけで米作りをしますので、米が収穫できるかどうかわかりません。管理や世話が不十分だったり、病気や獣害、自然災害などで途中で枯れる可能性もあります。素人達が力を合わせて試行錯誤しながら米作りをしますので、覚悟とご理解の上ご参加ください。

田んぼで米作り

広島県安芸太田町津都見村の田んぼで米作りをします

参加費:1家族(5人まで)20,000円(税込)
※2022年5月〜2023年1月まで1年間(田起こし、代掻き、苗作り、田植え、草取り、稲刈り、籾すり、収穫祭、しめ縄作り、とんど)の参加費となります。

5月の予定

作業日時●田起こし・代掻き/5月17日(火)〜19日(木)予定 ※雨天変更
田植え/5月22日(日)予定
●田植え手直し/5月29日(日)予定
全日9:00集合〜作業が終わるまで
集合場所津都見八幡神社(山県郡安芸太田町穴221)
※駐車場は下記地図をご覧ください。
持ち物汚れてもいい服(上下)・着替え・タオル・帽子・飲み物・田植え用長靴
※お昼ご飯は全日こちらでご用意します

バケツで米作り

バケツに苗を植えてご自宅で米作りをします

参加費:1口500円(税込)

※バケツに苗を植えてお持ち帰りいただき、ご家庭で栽培→収穫をしていただきます。収穫したお米を使った甘酒造り(予定)等のワークショップ参加までがこの費用に含まれます。
※収穫祭やその他行事にご参加いただく際は、別途参加費が必要ですので予めご了承ください。

バケツ稲の引取

5/24(火)〜5/28(土)の間に、ウケるアトリエカフェへバケツ苗を引き取りに来てください。お申込の際に①バケツ苗の個数と②引き取り日時をお知らせください。

ウケるアトリエカフェ
〒734-0015 広島県広島市南区宇品御幸1-2-12
Tel.082-258-3618

営業時間 10:00~17:00
定休日:毎週月曜、第4・第5日曜


収穫祭やしめ縄作りなど「農作業」以外の行事は合同で行います。今後のスケジュールは天候などを考慮してその都度参加者様にお伝えします。

申込方法

① 申込用紙にご記入の上「ウケるアトリエカフェ」スタッフにお渡しください。

② 申込用紙にご記入の上FAXでお送りください。
FAX:082-258-3619(担当:木原リフォーム・瀧川)

③ 申込用紙に記載の必要事項をメールでお送りください。
kihara_reform369@kvj.biglobe.ne.jp(担当:木原リフォーム・瀧川)
※折り返しご返信しますので迷惑メール設定の解除をお願いいたします

申込締切

田んぼで米作り/ 随時受付(田植えご希望の方は5月19日まで)
バケツで米作り/ 5月20日まで

お問合せ

kihara_reform369@kvj.biglobe.ne.jp(担当:木原リフォーム・瀧川)

現在の様子

Instagramからご覧ください


これまでの活動

主催・監修

主催

PR,JAPAN 代表 原田加奈子

企業や店舗の立上や集客にむけての戦略、従業員教育、各種ブランディング事業、地域活性化事業を多数手がける。従業員教育では、ホスピタリティ(心のこもったおもてなし)の精神をもって現場に直接出向き、集客や売上に確実に繋がる指導を行う。

株式会社 木原リフォーム

「今の家に住み続けたい」
そんな“家続想い”に親身になって、もっと快適に 安心して暮らせる家へ、木原リフォームがお応えします。

米作り監修

FARM HOUSE 代表 飯塚祐樹

兵庫県姫路市夢前町の稲作農家。24歳の時に怪我で1年間入院生活をしたことから健康の大切さを実感し、稲作農家を志す。農業法人で8年の研修の後、2013年4月に就農。安心で安全はもちろんのこと、とにかく「おいしい米を作る」ことにこだわり米を作る。農業以外にも地域活性事業「ゆめ街道」、酒造り事業「播磨日本酒プロジェクト」など様々な「食」に関する活動を行っている。

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