五色浜の四季– category –
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五色浜の四季
東風吹かば
漁師は風のことを良く知り、理解している。風の動きの読み解きが仕事を左右し、己の生死を分けるからだ。 淡路島の五色浜の漁師、大橋盛夫さん(72歳)と話をしていると、風のことが頻繁に出てくる。今はスマホのアプリで雨雲や風向きがすぐに分かるが、昔... -
五色浜の四季
大橋のり〈創業と継承〉
淡路島の西海岸・五色浜で漁を生業とする大橋水産は、先祖代々この地で漁をしてきた。今も昔も鰆(さわら)漁が盛んな地域であるが、時代が変われば漁も変わる。先の時代を見越して大橋水産で海苔の養殖を始めたのは、大橋盛夫さん(72歳)だった。 【ゼロ... -
五色浜の四季
大橋のり〈海苔の加工〉
冬、淡路島の五色浜で漁をする大橋水産では、海苔の生産に忙しい日々を送っている。 10月から始まった海苔の養殖は、12月末頃に1回目の収穫が行われる。船いっぱいに収穫した海苔は、港からホースを通って工場の攪拌器に集められていた。 海苔の攪拌器 収... -
五色浜の四季
大橋のり〈海苔の養殖〉
秋、淡路島の五色浜にある鳥飼漁港では、海苔の養殖の準備が始められていた。 海苔は店に行けば一年中売られている。味付け海苔や巻き寿司用の大判海苔などいつでも手に入るため、海苔の旬を知らない人も多い。海苔の旬は冬。冷たい海の波にもまれて育つの... -
五色浜の四季
大橋のり
日が沈み始める頃になると、五色の海は桃色がかった赤に染まり、浜の五色の玉石は夕日を受けて静かに輝きます。五色浜は淡路島の西海岸にあり、美しい夕暮れの景色を鑑賞できる場所でもあります。穏やかな五色の海で育つ海苔は上品で繊細。中でも最初にと... -
五色浜の四季
蛸壺を引き上げて
夏の間、蛸(たこ)漁が盛んに行われた淡路島の五色浜であるが、季節の移り変わりとともに、次の漁への準備が始まる。 鳥飼漁港の大橋水産では蛸壺を使った蛸漁をしており、お盆を過ぎたあたりから海底に沈めた蛸壺を少しずつ浜へ引き上げていく。9月中頃... -
五色浜の四季
五色浜の蛸漁
【瀬戸内海の夏の旬・蛸】 夏になると瀬戸内海では蛸(たこ)漁が盛んに行われるようになる。瀬戸内海域は栄養豊富で魚介類が数多く棲息し、蛸の餌となる蟹や海老、貝もたくさんいる。豊富な餌を食べて育った蛸は身が柔らかくぷりぷりとした食感があり、甘... -
五色浜の四季
鰆流せ(はるながせ)
【淡路島の西海岸・五色浜】 兵庫県の瀬戸内海に浮かぶ淡路島。古くは御食国(みけつくに)として朝廷に食材を貢いでいたほど、食物が豊富に獲れる土地である。日本の平均食料自給率が40%に満たない現代でも、淡路島は食料自給率が100%を超えている。まさ... -
五色浜の四季
五色浜の四季
淡路島の西海岸五色浜の漁師の一年を追う(協力:大橋水産 / 取材:PR,JAPAN) 兵庫県の瀬戸内海に浮かぶ淡路島、その西海岸に「五色浜」と呼ばれる浜がある。五色は瀬戸内海に面しており、様々な魚介類が豊富に獲れる漁師町である。そこで暮らす漁師達は...
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