2021年11月– date –
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歳時記
時雨の“時”
時雨(しぐれ)とは、山に強い北風が吹きつけることで雨を降らせた残りの水蒸気が、山を超えてやってくる時に降る雨のこと。秋の終わりから冬の始めに見られる現象です。 時雨は単に気象を表しているだけでなく、人生の無常観やはかなさといった情感を含みま... -
歳時記
落ち葉
秋の終わりから冬にかけて、落葉樹は全ての葉を落としてしまいます。「落ち葉」は冬の季語です。はらはらと散る落ち葉、散り落ちた葉が一面敷き詰められている様子、水面に浮かぶ枯葉など、古来から様々な「落ち葉」が和歌に詠まれてきました。 式子内親王... -
歳時記
時間の向こうの空間
十月末から生垣の山茶花がひらきはじめた。うすい桃色と白の二種類で、いやみがない。数日咲いてから声もなく散って行く。散ったあとを眺めて、あわれだと思う。人間に情念があるように花にもそれがあるのか、(中略)動物と植物のちがいがあるにせよ、生... -
素人達の米作り
【10/31】新米を食べるモンスター!
10月31日、「素人達の米作り」のメンバー達は、メンバーの一員である木原リフォームさんのビルに集まっていた。この日は、ビルの一室を借りて皆で育てた新米を食べるのだ。 米作りの主催者であるPR,JAPAN代表の原田は、顔を青くしてやってきていた。体調や... -
酒好き達の酒器づくり
自然を守った男
https://youtu.be/LiKDili6-Ig 登場人物紹介 木の葉がすっかり赤く染まり、冷たい風が山から吹き下り始めた。山本弘と播磨日本酒プロジェクトのスタッフは、登山道整理と釉薬の材料採取のため、11月30日に雪彦山へ行く予定を立てていた。 30日の早朝、山本... -
お知らせ
〈食×器×育〉“食事”を愉しむイベント「こおう/呼應」開催
家族で「食」を楽しもう!こおう対象 / お子様とご家族様 一昔前は家族全員で食事をすることが当たり前でしたが、ライフスタイルが多様になった現代では、食事の仕方も様々です。そんな状況の中、問題となっているのが「食」への向き合い方です。人の食事... -
歳時記
木の葉の季節は?
小村雪岱/見立寒山拾得 「木の葉」は文字通り木の葉っぱのこと。歳時記では、散り落ちた枯葉という意味で、冬の季語となっています。「木の葉」という言葉は古く、古事記でもこの言葉が見られます。 狭井川よ雲たち渡り畝傍山木の葉さやぎぬ風吹かむとす伊... -
歳時記
新嘗祭
歌川広重/大津 走井茶店 11月23日は勤労感謝の日ですが、「新嘗祭(にいなめさい)」の日でもあります。新嘗祭とは、新米を供えて五穀豊穣を祝い感謝する日です。昭和23年までは国民の祭日でしたが、今でも宮中や神社で必ず行われている大事な行事です。 新... -
歳時記
〈小雪〉
上村松園/牡丹雪 二十四節気の一つ、小雪(しょうせつ)は立冬の十五日後、2021年は11月22日に当たります。「雪」と付いていますが、実際に降る気配があるのは北日本や日本海側、山深い地域に限られます。まだまだ本格的な寒さはきておらず、降る雪も小さ... -
歳時記
山茶花は散る
朝清め 今せし庭に山茶花(さざんか)のいささか散れる 人の心や伊藤左千夫訳)今しがた朝の庭掃除をしたばかりなのに、ふと見るともう山茶花の花が少しばかり散り落ちている。まるで移り変わる人の心のようだ。 山茶花がいつかは全て散ってしまうように、人...