【10/15】コンバインのための稲刈り準備
「素人達の米作り」では3枚の田んぼで米を育てているのだが、10月10日に行われた第一回稲刈り(手刈り)で、なんとか1枚分を刈り終えることができた。
残りは2枚。天候のことを考えると早く刈らなければならないのだが、なかなかメンバーの予定が合わない。当初は全て手刈りで行う予定であったが、コンバインを使わざるを得ない状況にもなってきた。
しかし、素人が手植えした稲は列が乱れてガタガタ。稲と稲の間からは元気な雑草が大量に生い茂っている。せめて草だけでも取らないとコンバインを入れられないとの判断から、コンバイン稲刈りのための草取りをすることになった。メンバーはおなじみ、アスリート女子・中下さんと原田である。
草取り開始から10分後、二人は作業の手を止めた。
(こんな大量の草取り、できる気がしない・・・)
稲よりも草の方がはるかに多いのだ。やはり、草よりも稲を刈る方が早いということになり、鎌で稲を刈り出す二人。
稲よりも多い草を刈りながら、間に少しある稲を集めては「てねる」。束にした稲を田んぼに立てた稲架(はで)に次々とかけていく。大変「たいぎい」作業だ。
※『たいぎい』とは、広島の方言で『面倒くさい』『だるい』という意味。
差し入れの柿で天気を取り戻した二人は、再び作業に戻る。刈り終わった面積が広がっていくのを見るにつれ、少し先が見えてきた。コンバインに頼ろうとして草だけを取っていたのでは、とてもじゃないが終わりが見えないところだった。
ある程度刈り終えた二人は、明日の稲刈りに作業を託すのであった。
(続く)