連載– category –
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歳時記
花菖蒲(はなしょうぶ)の命
真っ直ぐに伸びた葉と茎、その先に優雅な花を咲かせる花菖蒲。開花時期は梅雨の頃で、花の色は白、桃、紫、青、黄など多数あり形も様々。凛とした立ち姿が美しく、五月後半から六月頃になると、各地にある名所は花菖蒲を鑑賞する人で賑わいをみせます。 天... -
歳時記
麦と星
麦は冬に種を蒔き、五月下旬から六月頃に収穫期を迎えます。麦畑一面が黄金色に輝く初夏の頃を「麦の秋」とも呼びます。 この頃はちょうど雨が多い時期ですが、梅雨の晴れ間の夜空を見上げると、特徴のある星が瞬いています。北斗七星の柄の部分の延長上に... -
酒好き達の酒器づくり
飯塚の田んぼ
https://youtu.be/Z4CBpSpdOZg 臨済寺から車で十五分ほど南へ下り、一行は飯塚の田んぼに到着した。先刻までの山中とは打って変わって、夢前川沿い一面に田んぼが広がり見通しが良い。見上げる空も広く高く感じられる。 四月の田んぼはまだ田植え前で水も... -
歳時記
鹿の角が短い季節
鹿の角は雄にだけ生えており、一年で生え変わります。春に古い角が落ち、夏にかけて新しい角が生え、秋には完成します。秋は鹿の発情期。出来上がった立派な角で雌にアピールしたり、ライバルの雄と戦ったりするのです。年齢や体の大きさによって角の大き... -
歳時記
花橘
五月待つ 花橘の香をかげば昔の人の袖の香ぞするよみ人知らず(古今和歌集) 五月を待って咲いた橘の花の香りは、あの人の袖と同じ香りがして昔のことを思い出します 橘(タチバナ)は柑橘類の一種で5月から6月頃に花を咲かせます。果実よりも花や葉に注... -
歳時記
五色浜の泥落とし
田植えが終わると「泥落とし」をします。泥落としとは、重労働である田植えが無事終わったことを祝う宴のこと。全国各地で様々な「泥落とし」が行われていましたが、淡路島の西海岸、五色町の泥落としでは獲れたての鰆(さわら)が振る舞われました。 五色... -
歳時記
田植え=祭り!?
昔の田植えは、村の共同作業であり一大行事であり、神事でもありました。稲には稲魂(田の神様)が宿ると考えられていた古代日本では、そもそも稲作の行為自体が神事だったのです。現在でも「お米一粒に7人(または88人)の神様がいる」などと言われますが... -
歳時記
〈小満〉
【】 二十四節気の一つ、現在の暦で5月21日頃〜6月4日頃にあたります。陽気盛んにして万物しだいに長じて満つる、という意味があります。だんだん陽気に暑さが加わってきて、草木の成長の勢いも盛んになってきます。 また、この頃は田植えの準備を始める時... -
歳時記
田植えと出会い
1890〜1899年頃の日本の田植え 昭和初期頃までは田植えの時分は学校も休校となり、子供達はお弁当運びなどで田植えを手伝いました。村を上げての田植えは、昔は神事であり、華やかな一大イベントでもあり、男女の出会いの場でもありました。田植えの時に歌... -
歳時記
代掻き
1907年当時の代掻き 代掻きとは、耕しが終わった田んぼに水を張って肥料を入れ、かき混ぜて田の底をならす作業です。昔は牛や馬に馬鍬(まぐわ・1メートルほどの横棒に歯が櫛状に並んだ農具)をつけて行っていました。牛や馬が足で土を踏み砕いて、その後に...