【10/20-22】稲刈り終了!

今日も稲刈り。残るは600㎡の田んぼ一枚である。

先日、倉橋マスターと手刈りをして少しは刈ることができたのだが、まだまだ稲も草も残っている。

中下さんと原田は田んぼの前で途方にくれていた。天気予報では数日後には雨が続くようなので早く刈ってしまわなければならない。期限は刻一刻と迫ってきている。やはり手刈りでは間に合いそうもない。田んぼに残っている稲は、刈る前から乾燥している気配すらある。人間の方が間に合わず、もはや稲の方から天日干しにかかっているような状態である。

草だけを刈って、後はコンバインにまかせた方が賢明であると判断した二人は、草だけをターゲットに絞って刈り始めた。

稲と稲の間には、稲以上に力強く育った草。中には木になりかけているものまであるそれらを、どんどん鎌で刈っていく。中下さんが通った後の田んぼには、太く逞しく育った草が消え、代わりにか細い稲がなんとか倒れまいと頑張るようにひょろひょろと立っていた。

10月20日から2日間、村の人の助けも借りながら二人は草刈りを続けた。やっと草を刈り終えた22日にコンバインを村の人にかけてもらい、やっと全ての草刈り、いや稲刈りが完了した。

草刈りに二日間かけた田んぼだったが、コンバインによる稲刈りはたった1時間程で終わった。やはり機械の力にはかなわない。こうやって農業は進歩してきたのだ。

素人達の米作り。最後はやはり、自分たちで作った米を食べなければならない。初めてのお米を食べる日がいよいよやってくる。

(続く)

SHARE
  • URLをコピーしました!
目次