露草

可憐な青い花を咲かせる露草は、夏から見られますが季語としては秋の花です。
青い花は染料として使われ、この花で染めた色は露草色、縹色と呼ばれています。

誰にまたうつし心のひとさかり
見えてかなしき月草の色

三条西実隆

うつろいやすい思い人の心を、染まりやすくはかない月草(露草)に例えた室町時代の和歌です。

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