東聲と文明
12月20日は明治生まれの歌人・橋田東聲の誕生日であり命日です。当時、文学界で一斉を風靡した「ホトトギス」や「アララギ」で小説を発表後、歌人として自ら歌誌を創刊するなど積極的に創作活動を行なっていました。45歳という若さで亡くなりましたが、とても風雅でおだやかな歌風で知られています。
夕かげにおのれ揺れゐる羊歯の葉の
ひそやかにして山は暮れにけり
橋田東聲
シダと山の遠近がゆるやかに詠われ、静かな夕暮れの情景が見えるようです。
東聲は、先日ご紹介した食レポの土屋文明とは友人の間柄でした。東聲亡き後、文明は東聲の故郷である高知県の四万十川を訪れています。
君がほこりし四万十川を今渡る
冬の水満ち堤ゆたかなり
土屋文明
食べることは
日本の家庭の食卓(1952年頃) ネギは五分ちぎりコンニャク味噌のたれああたのし今宵は馬肉を食はむ土屋文明 土屋氏の食レポ和歌の第二弾。鰤に続き、今回もネギ、こん…
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