岡本かの子の桜
岡本かの子は大正から昭和初期の小説家で、岡本太郎の母でもあります。
時代を先取りしすぎた強烈すぎる個性で人生を駆け抜けたかの子。彼女が詠む桜は、桜とそれを見る者の、命の瞬間をとらえたものでした。
桜ばないのち一ぱいに咲くからに
生命をかけてわが眺めたり
悲しみ華やぐ
3月1日は大正・昭和初期の小説家・岡本かの子の誕生日です。 画家・岡本太郎の母でもあるかの子は、一般人とはかけ離れた生活をしていました。当時は奇抜だったボブヘ…
牡丹と岡本かの子
5月の始め頃に大輪の花を咲かせる牡丹。紅、淡紅、黄色、白など色も様々、花弁を何層にも重ねて咲く様は重厚かつ華やかで、高貴な佇まいは花王の名にふさわしいもので…