この世界で通らないこと
2月9日は漫画家・手塚治虫の命日であることから「漫画の日」に制定されています。
火の鳥をはじめ壮大なスケールで描かれた漫画の数々は、年月を経ても色褪せることなく、笑いから社会問題、性、命の尊厳にいたるまで、私たちの心を緩急自在に動かしてきます。
手塚治虫は創作の傍、数々の名言も残しています。
人の後をついていたら、安全というのは、
この世界じゃ通りません。
手塚治虫のいう「この世界」は漫画やアニメなどクリエイティブな世界のことを指すのでしょうか。私には文字通り「一人ひとりが今生きているこの世界」のことを言っているように感じられます。人の後をついていく行為は、不安な心を慰めてくれる落とし穴です。